はんだ付け不良
フラックス飛散、はんだボール (やに入りはんだ)
フラックス飛散
やに入りはんだによる作業時の課題で多いのがフラックス飛散です。製品の外観が損なわれる他液晶画面、カメラユニット、スイッチ接点へ付着したフラックスは、製品の不具合につながります。
フラックス飛散の原因
フラックスの飛散は、フラックス中の低沸点、低分解点成分が、はんだ付け時の熱によって沸騰、ガス化し、はんだ溶融と同時に爆発することで発生します。
飛散が発生しやすくなる要因としては以下のものがあります。
・作業に合わせたはんだを選定していない
・こて温度が高すぎる。
・はんだを送る速度が速すぎる。
・作業場所の標高が高い(周囲の気圧が低い)
はんだボール
フラックス飛散と同時に発生しやすいのがはんだボールです。 はんだを急激に送った場合などに、フラックス飛散に伴って発生するほか、こての動きが激しすぎる、はんだ量が多すぎる場合にも発生します。
はんだ材料の選定
フラックスの溶融粘度を上げる、ガス化の少ない材料を使用するなどの対策を行うことではんだ材料による飛散の低減が可能です。
弊社では
・手はんだ付け
・レーザーはんだ付け
・ロボットはんだ付け
・高地(標高の高い場所、気圧の低い箇所)
それぞれに適した低飛散型やに入りはんだをご用意しておりますのでお問い合わせ下さい。